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2009年12月1日から
5時 少し前に 起きると、
スタッフの方々は もう、階段や 廊下の 拭き掃除を していた。

開け放たれた 玄関からは、輝く朝陽が 見えた。

外に 出てみると、…
梅を干す 準備をしている スタッフ、
台所仕事を している スタッフ、
2階の ベランダ(?)を 掃除している スタッフが、目に入り、
遊んでいる自分は なにか、申し訳ない 気分。…

「ダライ・ラマのクルミ」と 書かれた木を 見たり、
近所を 散策したり、
鐘を つかせて もらったりした。

映画 ガイア シンフォニー(地球交響曲)第二番 の中では、
建物の1番 高い処にあった 鐘楼は、…

お客さんを 見下ろしながら 鐘を撞くのは 良くない と云う、
佐藤先生の意向で、
土の上に 降ろされたのだと、
同室に 泊まった人が、教えてくれた。

(海外で造られた 歴史ある鐘は、鐘の内側から のびている 綱を振って、鳴らす)

『澄んだ音で、空気に溶けるようですね』
…と 言っている、寝不足の 私がいた。

枕カバーと 敷き布を 畳んで、浴室の棚に 運び、
ついでに 空いてた温泉に、1分ほど つかった。

昨夜は、…
同じ建物に 寝泊まりする スタッフが、
すべての お客さんが 出た後に、入浴することに、…
旅行者は、気づいて いなかった。

最後に、ゆっくり 入りたい などと 思っていた私は、
スタッフの 手提げが、浴室の前に 置かれているのを見て、ハッとした。

「最後の人? 上がったら 声を かけて下さい」と言われ、あわてて髪を洗い、湯舟に1分くらい つかり、そそくさと 出たのだった。

昨夜のシスターが 再訪し、
「温泉に入るの」と、にっこり。

シスターが、浴室に入って数分後、札が出ていない ことに気づき、
あわてて「女性入浴中」の札を 出した。

(1人だけ、男の お客さんがいた。ご夫婦で来ていた 元気な 85歳)

シスターと、ご夫婦と、私は、
ほぼ 同時刻に、弘前駅を出る 乗り物の 切符を持っていたので、
タクシーに 相乗りすることにして、スタッフに 相談していた。
(路線バスなら 8時半頃 出発しなきゃ いけないけど、タクシーなら 9時半頃に 出ればよい)

佐藤先生の 鈴を合図に、大きな 円卓の前に 坐り、
「目の前の 食べ物に 感謝して、今日が 良い日で ありますように お祈りしましょう」と 先生に言われて、一同 合掌。
シスターは、更に クロスを(?)切っていた。

真っ赤な 梅干しには、普通の3倍くらいの シソを使う とのこと。

味噌から 手作りされた 御味噌汁は、優しい味だった。

御飯(白飯)は 美味しいけれど、やわらかくはない。

朝御飯の後、おむすびの講習会が 行われた。
佐藤初女さんの おむすびには、凄い力がある(自殺を止めたなど)と 云われている。

興味は あっても、
佐藤先生を、神のように たてまつる雰囲気と、
助手さんの、張り詰めた様子に、
…最初は、違和感を 覚えた。
(途中まで、私は 気が重かった。でも、手順は 覚えて 帰りたくて、そこにいた)

(傷のない 大きな)木の俎板を、布巾で濡らし、
(茶碗より、少し 小さい)小鉢に、平に盛った ご飯を、
俎板の上に 伏せて、ご飯の山を 作る。

(種を除き 切り分けた)梅干しを、ご飯の 山の上に、箸で 軽く 埋めるように置く。

海苔を つける前に、軽く(梅干しが 隠れるように)握り、
海苔を つけた上から、また握る。

海苔は、(2枚で 全体を、隙間なく 包めるように)正方形に 切ってあるのだけど、…
白い ところが、残っている おむすびが 出来た。

先生は、それを 差し出して(見せながら)、
「これは、ご飯が多かったの」と 言われた。

過剰なまでに 緊張してるのは まわりだけで、
先生は、集中していても、緊張は していない?

「何人?」と 先生。
「9人で、あと 4つです」と スタッフさん。
(本当は、シスターの分も入れて、10×2個 必要だった)

先生は、18個で 止めなかった。

スタッフさんが、
『もう…』と言ったけど、

「ご飯の 多いのが あったから、…良いのを 選んで あげたいの」
「数じゃ ないの」
…と おっしゃって、24(1度に 俎板に乗る数 ×3)個の おむすびを、作って下さった。

何故、この先生が、有名に なっても、謙虚で やさしいのか?
…その秘密を、少し 見せて戴いたような 気がした。

(スタッフさんが、包んで下さった おむすびは、その日の4時頃、仙台のビジネスホテルで 美味しく戴いた)

全部 でき上がったとき、拍手が起きた。

私は、ありがとうございました と、言ったのか?
畳に 手をついて、頭を下げた だけか?
…覚えていない。

感激して 泣いている人を見て、
違う星の人に 出会ったようで、驚いてしまった。…
(ああ云う 人を「感受性が豊か」と 云うのだろうな。真似は できないけど、少し うらやましい ような気はした)

気持ち良く 晴れた屋外で、タクシーを 待つ間に、
ベンチに 腰かけて、休んでいらっしゃる先生に、お礼と お別れの ご挨拶をした。

「あっ と云う間 だったわね」
『また 来ても いいですか?』

…寝不足のためか、最後の会話の記憶が、飛んでしまった。
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