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2009-12-12(Sat)

現実と幻想

初対面の人(70代)から、
「自分より若い女を見ると、ただもう憎らしい。肌なんかきれいで。でも、それが刺激になって、自分もまた頑張れる」と言われたときは ショックだった。
けど 正直さは すがすがしかった。

口は悪くても 人が困ってると 励ましたり 御飯食べさせずに いられない人
…とは 彼女の友人の話。

彼女は 現実を確かに生きていると 私には感じられた。

某カウンセラーのブログで 虐待の後遺症に悩む人に 向けた言葉に、
『自分も同じことを、暴力・暴言・差別を、他人にしていないか、反省することが大切です。
人にはしないと胸を張れる人など、少ないはずです。
謝罪と感謝の言葉を繰り返し言いなさい。
波長が上がり、暗いものが離れて行き、笑顔になれます』と云うものあり…

それに対するコメント「負の連鎖を止めようと頑張って、自分を責めたり、引きこもり、自殺する人だっている。自己信頼を感じられない人が、ひとりで反省に励むと危険」に対し、

こんなコメントがあった。
『反省しない人の魂は進歩せず、同じ過ちを繰り返します。
ブログ主は、反省と内観の話をしているのです。自己嫌悪の話などしていません。
あなたは霊的真理を知らない人ですね。早く気づきを得られるように祈ってます』

…祈る心は麗しい。
…けど 私は吐きそうになった。

異なる価値観を持ちながらも 相手を尊び 言葉や熱をやりとりして、
未知なる世界を識って行く のでなしに、

霊的真理などと云う 仲間内だけで通用する 特殊用語を持ち出して、
他者を判断できる(見下せる)のは、

その人が 幻想世界の住人だからではないかと 言いたくなる。
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2009-12-11(Fri)

野獣の子守唄

高峰三枝子の子守唄 坊やおやすみ が好き 

眠れやしなくても
手当てや休息を 必要・充分なだけ 自分に 用意できなくても 
眠っていいのだと 思えるから 

沖縄民謡の 子守唄(ファムレウタ)も好き 
最初に ラジオで きいたときは 沖縄方言で 意味不明だったけど
3拍子のリズムが 気に入った 
歌詞を 読む機会があり 漢字が多かったので
まったく 訳の分からない唄では なくなった 

大人の子守唄らしい 

内科医のHさんによれば
夜泣きの赤ちゃんには ピンク・レディが効くとのこと 
ロック調のリズムが
お母さんの 心音に似た効果を もたらすからだと

2009-12-10(Thu)

HIV/エイズとともに行きる子どもたち ケニア

笑顔が足りないと思ったら、この本を見よう・・・

HIV/エイズとともに行きる子どもたち ケニア
    〜あなたのたいせつなものは なんですか?〜

写真・文 山本敏晴(NPO法人 宇宙船地球号 代表 / 元・国境なき医師団 理事)
小学館 1,575円

2009-12-09(Wed)

洒落たラーメン店の前で立ち止まる

800円?
高すぎる。あきらめて帰宅。
冷凍保存してあった、南瓜と人参のみじん切りを、嫌と云うほどぶち込み(他の具は用意できない)、味噌スープにした。
珍妙な味だけど、空腹を満たせれば何でもありがたい。

# どうか世界中の人に、しあわせ運んでおくれ、sentimental Christmas …

「希望があった頃に、聴いていた【音楽】をきくと、調子が上がるかもしれない」
…と聞き、元気だった頃の記憶を尋ねている。
けど、はかばかしくない。
ガンガン歌い、男の子をドン引きさせるほど、好きだった歌手が、今は苦手だったりする。

歌い手が変節したとは思えず、私が変わったか、…何か嫌なことがあったような気もする。

まだ好きで、思い出す曲もある。(センチメンタル クリスマス、恋の西武新宿線…)

2009-12-08(Tue)

ばかに大きな半月の晩に

母の血縁者宅に仕事(契約更新手続き)で行き、こらえきれずに話した。
『変わりないでしょ?』と言われ、愛想笑いできず。
「生活保護の手続きを進めてます。身体的にも、精神的にも、経済的にも、限界なので」
『親がいるのに、生活保護ってどーゆーこと?』
「精神的な治療に必要な資金を、貸すことを拒否しているし、給料ももう払いたくない。そーゆー親なら、縁を切り、生活保護を受けることが可能だそうです」
『親に文句言ってやりたい』
「やめてください(笑)」

 『貴女のお父さんは普通じゃないと思ってたけど、○○ちゃん(その人の姉、私の母)も同じだったのね』とか、
『話を聞くだけなら私にもできるから、いつでもどうぞ』と言われ、笑ってしまった。

 話なら聞く、と言ってくれたのは、私が生活保護を受けられそうだと、知ったからでしょ。
藁にもすがる気持ちで、昔、相談したときは、
『お宅のお父さんとは、かかわりたくない』と、取りつくしま無かったでしょ。

 いいのよ。自分の生活が大事だったのでしょ。幸せで大忙しで、面倒なこと、引き受けたくなかったのでしょ。

 本心を聞かせて戴き、腑に落ちました。

清々しくも、自分のお城を維持するのに、必死な人を見た気がします。
あなたを冷淡な人だと思えば、私も、はなから期待しなかった。
親戚中で、1番優しそうで、あたたかそうで、余裕がありそうに見えたから、頼った。

 社会が認める福祉の仕事をして、多くの人を助けている。大変な人にかかわり、並でない苦労をしている。同業者の妬みが凄まじいとのこと、お疲れ様です。
 
私ら家族のことを、異常だと切り捨てて、笑っていたらしいのを、冷たいなと感じてたけど、もういい。分かった。
 厄介な人格破綻者などは、避けたいと思って、至極当然です。
経費にしろ、契約をくれた(義理を果たしてくれた)ことには、感謝してもいい。ありがとうございました。

 昔(10歳くらいの頃)、借りて読んだホラー漫画を思い出す。
 鬼子母神の話が出てきて、ザクロ好きな少女が、人食い鬼になる話。タイトルは『赤い沼』だったか。
記憶があやしいけど、少女が死んで一件落着だったと思う。

その物語から、私が学んだことは、
 ・  神霊を言い訳にして、命を差し出せば、非道なことも許されるの?
・  研究のためなら、無責任でも許されるの?
 …だった。

 主人公は、フィールド・ワークの青年を慕っていたけど、悪鬼(?)の封印を解き、惨劇を招いた張本人(狂言回し)の青年は、まるでひとごと。
 『預けた我が子を、ないがしろにされた鬼子母神が、村人へ復讐したのか』みたいな青年の回想で、終わりだった気がする。
 好きな人を守って死んだ少女は、成仏したでしょう。けど、それを読んだ子どもの心はどうなるの。
漫画が悪い訳ではないか。
救いや教訓を、借り物の漫画に求めるしかない子どもがいたと云う、事実があるだけか。
 
幼かったとは云え、通りがかった死神タクシーを断わったのは、お前なのだから、嘆くなと、野獣君は言いたげ。